BSの深読みシリーズで取り上げられていた”日本沈没”を見て、久しぶりに学生時代の読書生活がよみがえった。
仕事が全く無くなったら、あの時代に戻ってゆっくり本でも読んで隠遁生活に入ろうかと考えていたが、
ほとんど社会と縁を切るような形で生活していたあのころに戻ることが、すこし怖いような気がするこの頃でもある。
止まることをやめなかったこれまでの生活の行きつく先の向こうにすこしぼんやりと行き止まりが見え始めたことで、漠然とした不安があるのはどうしようもないことだ。
読書会で繰り広げられる魅力ある読み解きに久しぶりに思わずぐいぐいと引き込まれ、またそれと同時にそれとない憂鬱と不安が少し頭をよぎった。
「前に進むことしかできない人」「立ち止まることができない人」
今日話の中で、その人はどちらかというと肯定的に、僕を評してそういってくれたのだが、正しくその通りなのだ。。
もし止まってしまったら二度と動けないのではとも思う。
小松左京という人を僕はずっとブルドーザーのような人間と思っていた。
今日の読み解きの中で、晩年の作家がそれとはまったく異なる状況にあったことを知って驚かないわけにはいかなかった。。
昼間のハイテンションの反動が出ただけかとも思う。。
3月初めから続いたラボの大引っ越しも終盤にかかっている。
昨日はラボのみんなへのお詫びもかねて新しい住居で打ち上げをした。
さてこれからいよいよ新生活も始まるのだ。
”危ない危ない。。” 止まりかけると大変なことになってしまう。
ギヤはまだまだトップにいれたままなのだから。