国際会議の前に

2015年から準備を始めた国際学会も開催まであと1週間程度を残すだけとなった。

 

事前の申し込み期間を締め切って事前申し込み数も確定したので、食事などの発注もほぼ終えた。

 

ここ2週間の間に助成金などが相次いで決まって、少し経済的にも余裕が出たと思ったのだが、結局直前の内容の見直しで、必要な物が増えるばかりで、これで前のままだったらどうなっていたのかと思う。

 

土曜日にアメリカから早めに家族で旅行に来ていたCさんらと食事をする約束をした。

 

貰ったメールから民泊に泊まっていることが分かったので、そこに当日迎えに行くと伝えてあったのだが、18時の待ち合わせで家の前に行ってもCファミリーは不在のようで全く戻ってこない。15分ぐらい待ってメールをしたのだが、アパートメントで待っているとの返事。

 

どうやら場所を間違えたのかと周囲を探したが、他にそれらしき場所は見つからない。

家の前の公園でしばらく途方に暮れていると、その民泊に泊まっているという人から声をかけられた。

「そこの家に泊まっているものですが、何かお困りですか?」

ええ、そこに泊まっているはずの外国人と待ち合わせをしているのですが、と事情を話すと、そこには外国人は泊まっていないという。

 

他にも浅草などにいくつか似たような場所があるのですがと言われて、いや渋谷なんですと言いながらもらったメールをしげしげと見て、ようやく気が付いた。

XXXXShibuya2

その後に続く郵便番号に紛れて、最後に2とついていたのを見逃していたのだ。

一緒にいたwifeが場所を検索すると、最寄りはなんと隣の駅だった。。

 

20分ほどかけてその場所に着く。

一緒に食事をする予定の2人の娘はずいぶん待ちくたびれた様子だった。。

 

それでも、30分ほどさらに時間をかけて移動し、案内した店は中庭がとてもきれいな場所で、食事もおいしく、3人はとても気に入った様子だった。

 

別れた後Cさんから、今回の旅行のハイライトになる食事になったとの感謝のメールが来た。

 

「いい加減反省したほうがいいんじゃない」

wifeにももう少し何とかしろと言われたが、その言葉につづけて、

「どうせもう治らないでしょうけど。。」

 

メールをもらったとたんに早合点をし、それで念のため見直すこともせず先に進んだのは確かに不注意の極みだった。。

 

先週も全く同じような失敗をSさんとの待ち合わせでやらかしたばかりである。

 

一緒にいるおかげで人生の大切な時間をかなり無駄にしていると言われ続けているのだが、その度、

色々あったほうが楽しいでしょ、と幾度となくささやかながら反論してきた。

 

そろそろ、スリルに満ちた楽しい回り道では済まされない、リアルな年齢に近づきつつある今日この頃である。

 

とにかく来週からの1週間を何とか乗り切らなければ。

 

せっかくようやくおぼろげながら、会の全体像が見え始めているのだから。